宇宙開発委員会の議事録大量うp

なんかここ数日で溜め込んだのが6本くらい上がってきてます。 ちょっと面白いネタもあったり。

宇宙開発委員会(第28回)議事録・配付資料

きく8号」など。 アンテナサイズを25m級にするとブームのサイズが24mくらいwになって振動対策が大変だとか。

宇宙開発委員会(第29回)議事録・配付資料

「だいち」など。 これまで行なった海外の緊急観測の利用状況をフードバック中だとか、センチネル・アジア内のデータ共有インフラやハザードマップ作成の精度云々。

宇宙開発委員会(第32回)議事録・配付資料

「きぼう」、「かぐや」のHDTVなど。 

【野本委員】

今後、このNHKがこのカメラで撮影した写真を使いたいという人がたくさん出てくると思うが、そのときに、一体誰の許可を取って、どういう形で提供するのかというのは、まだ先のことであるが、考えておかれた方がいいのではないか。というのも、以前毛利飛行士がスペースシャトルからハイビジョンで撮影したときに、NHKからのクレームが出て使用できなかったということがあったようである。やはり誰かが使いたいと言ったときに、スムーズに使っていただけるような形を有償、無償も含めて、きちんと考えられておいたらいいのではないかと思う。

【祖父江開発員】

その点については、既にNHK側と交渉されていて、今回は教育利用の場合にはすべて無償でJAXA(ジャクサ)が使えるという形で整理している。教育目的であれば我々に言っていただければ無償で使えるという整理がしてある。

【野本委員】

教育目的でなかったらどうなのか。

【祖父江開発員】

JAXA(ジャクサ)の内部利用、JAXA(ジャクサ)の目的という形で整理できれば同じ扱いになる。それ以外の一般の利用という形になると、JAXA(ジャクサ)とNHKで話し合いをして、その目的ごとに成果利用料をどのように取るかという形の相談という形になっている。

【野本委員】

例えば今日言ってあした使いたいといったときに、例えばNHKに許可を取らなければ使えないなどといって、あしたは無理だということになると、国民の税金でやっているのに、なぜすぐ使えないのだという話が出てきてしまうので、もちろんケース・バイ・ケースはわかるが、教育目的以外の目的の人は結構多いと思う。だから、そういうものもNHKとある程度話し合って、迅速に回答が出せるような形に話し合っておかれた方がいいと思う。

【森尾委員】

通常、測定器を衛星に積んで、その測定器でとったデータについて、その著作権は誰が持つかといったら、JAXA(ジャクサ)だと思う。だから、このハイビジョンカメラも一種の測定器みたいなものだから、私は当然NHKが権利を持つということの方がおかしいと思う。ハイビジョンカメラをJAXA(ジャクサ)が一たん購入されて、それを自分で使われたら、NHK著作権を主張する根拠はほとんどないと思う。

【井上理事】

ハイビジョンカメラはNHKが出資して作っている。

【森尾委員】

NHKがだめなら、TBSでも朝日でもどこでもいい。技術的にそんなに難しくはない。もともとこれはJAXA(ジャクサ)の交渉の仕方がまずかったのではないかと思う。NHKが言い出して、では、カメラを載せようみたいなところがあったからこうなってしまったのではないか。もし次に似たような機会があれば、是非ほかからも応募をいただいて、普通の測定器を買うようにJAXA(ジャクサ)で買ったら、それに基づく権利はすべてJAXA(ジャクサ)に帰属することにできると思うのである。

HDTV映像の取り扱いについては中の人の間でも喧々囂々だった模様ですw

宇宙開発委員会(第33回)議事録・配付資料

すざく」「きずな」など。 「すざくの」ニュースは難解であまり取り上げてもらえなかったけどアメリカでは一斉に出たとか、「きずな」はセンチネル・アジアで「だいち」のデータを配信する実験を行うとか。 「だいち」の話は上のと関係してますね。