次世代有人宇宙船、オリオンの実物大実験モデルが完成 [Technobahn]

NASAは5日、ロケット打ち上げ時の緊急脱出システムの実験用に開発を進めてきたスペースシャトルに代わる次世代有人宇宙船「オリオン(Orion)」の実物大実験モデルの画像を公開した。

NASAでは近く、ニューメキシコ州にある米軍のホワイト・サンズ・ミサイル実験場で、このオリオン有人宇宙船の先端に緊急脱出用ロケットブースターを接続して、緊急脱出システムが正しく機能するか、実験を開始する予定だ。

NASAでは同時に、カプセル運搬用のロケット「アレス(Ares)I」と物資運搬用の大型ロケット「アレスV」の開発も進めており、開発スケジュールが順調に進めば、2015年までには国際宇宙ステーションとの人員運搬用に利用開始。また2020年以降には有人月探査計画用に利用される見通しだ。

Orion宇宙船の開発は順調のようです。 ただ打ち上げロケットであるAres-Iは振動問題が挙がっているので、こちらがネックになりそうですね。