土砂崩れで湖、決壊の恐れ=中国四川省の衛星画像−宇宙機構 [時事]

昨日に続き「だいち」が災害観測を行なっているようです。 二次災害の危険性も。

宇宙航空研究開発機構は16日、陸域観測技術衛星「だいち」が同日午後1時5分ごろ(日本時間)に撮影した中国四川省成都北方の大規模な土砂崩れ現場の画像を公表した。3月31日に撮影した写真と比べると、山間の川がせき止められて湖のようになっているのが分かる。大雨などで決壊すると、2次災害の恐れがあるという。
土砂崩れ現場は震源の北東に当たり、成都の北約135キロ。撮影画像は各国の互助組織「国際災害チャーター」を通じ、中国に提供される。

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AVNIR-2による中国四川省で発生した地震に関する観測結果(2) [JAXA]

可視(AVNIR-2)で撮影した画像で、波長により色調補正されているようです。 多分、緑っぽいあたりが崩落した山肌で、青が河川を表しているのでしょう。 ちょっと見分けにくいですが。 NHKのニュースでは台湾の「フォルモサ2号」が観測したほぼ同じエリアの画像を使って報じてましたがw、この見方で見比べるとやはり整合性があります。 カラーなので解像度はほぼ同じのようですね。 どちらも川の流れがせき止められて上流の水かさがヤバイ事になっている様子がはっきり見て取れます。 これがもし決壊すると下流の市街地はさらに壊滅する事態になりますよ… やはりこれだけ広大だと衛星画像でもないと被害を把握しきれませんね。
国際災害チャーターでも「だいち」の画像が掲載され始めてますね。 何故か日本語版ではまだです。