国際宇宙ステーション:宇宙実験に向け「きぼう」第2便 星出さんが来月、取り付け [毎日]

打ち上げがいよいよ1週間後に迫ってきました。

◇難作業の連続

今回の任務は、星出さん自身が「毎日がヤマ場」と表現するほど、難易度の高い作業の連続だ。

星出さんはまず飛行4日目、ISSのロボットアームを日本人として初めて操作し、実験室をISSに取り付ける。実験室が納められたスペースシャトルの格納庫の壁とのすき間はわずか8センチ。手動でロボットアームを動かし、取り出さなければならない。

星出さんは「ぶつけないようにと緊張する。地上の管制室、仲間の宇宙飛行士との連携が大切になる」と、気を引き締める。

取り付けの翌日には実験室内に入り、電力や通信などを提供するシステム、コンピューターなどを順次、起動させていく。これらが打ち上げ時の衝撃に耐え、予定通り作動するかどうかも大きなポイントだ。

◇保管室も移設

JAXA有人宇宙環境利用ミッション本部の足立昌孝主任は「保管室には照明やファンなどの単純な装置しかないが、実験室にはコンピューターをはじめ、実験に必要な装置などがあり、ISSの中でも非常に複雑なシステムだ。これらを2日間ですべて起動しなければならない」と話す。

その後も、仮置きされていた保管室を実験室の上に移設したり、きぼうのロボットアームの展開など、重要な作業が目白押し。星出さんは「宇宙飛行士に認定された01年以降、ずっときぼうの開発支援に携わってきた。船長からも『きぼうの面倒はお前が見ろ』と言ってもらっている」と自信を見せている。

やはり、かなり忙しいフライトですね。 スケジュールとしては飛行4日目に船内実験室の設置、5日目に船内実験室の起動・入室、7日目に船内保管室の移設、8日目に「きぼう」のロボットアーム展開という感じで、1週間以上にわたり大掛かりな作業が目白押しであります。 前回のフライトで土井さんはシャトルのアームで設置作業を行いましたが、今回のフライトではISSのアームにより設置作業が行われます。 もちろん担当は星出さん。