米空軍、次世代スペースシャトル「X-37B」の初打ち上げを11月に決定 [Technobahn]

米空軍は軍専用のスペースシャトルとしてボーイング社と共同で開発を進めてきた再利用可能な無人宇宙船「X-37B」の初打ち上げを11月に実施することを決定した。

X-37BはアトラスV(Atlas V)型ロケットに搭載された上で11月にカリフォルニア州にあるエドワード空軍基地から発射となる見通しだ。

X-37Bは元々はNASAが「X-37」軌道実験宇宙船として研究開発を進めてきたスペースシャトルの発展系。無人の状態で地上への着陸まで行うことも可能だが、宇宙ステーションへの乗員輸送用などの有人宇宙船としても利用することは可能。全長は8.3メートルで小型飛行機位の大きさ。重さは約3.2トン。小型軽量のためアトラスに搭載して打ち上げが可能で再突入後はスペースシャトルと同じように翼の浮力を利用して滑空して飛行場に着陸する。

「X-37」軌道実験宇宙船計画は2006年11月にプロジェクトオーナーがNASAから米空軍に移管。その後は米空軍主導でボーイング社によって開発が進められてきた。

11月の初飛行実験では、再突入や帰還時の滑空性能、飛行場への誘導、着陸などの一連の機能をテストされる予定だ。

以前報道されていたHOPEっぽい小型シャトルが秋にも打ち上げ実験されるそうです。 やっぱオービターはロケットの先端に搭載されるんでしょうか。 このタイプの打ち上げは初めてなので興味深いですねえ。 打ち上げ中継はするかな?