H−IIAロケット15号機用フェアリングを出荷 [KHI]

川崎重工は、H−IIAロケット15号機用衛星フェアリング※1を、種子島宇宙センターに向けて出荷しました。本衛星フェアリングは、当社岐阜工場(岐阜県各務原市)での設計・部品製造を経て、播磨工場(兵庫県播磨町)にて組立を行ったもので、種子島宇宙センターで打ち上げを執行する三菱重工業(株)に納入され、同社のH−IIAロケット15号機に組み込まれます。なお、同ロケットは今冬の打ち上げに向けて準備作業が進められます。

今回出荷した衛星フェアリングは、直径4メートルのシングル・タイプ(4S型)で、この中に大型衛星が1機組み込まれます。また、収容できる衛星の大きさは、米国スペースシャトルや、欧州のアリアンⅤロケットと同等です。H−IIAロケット15号機は、宇宙航空研究開発機構JAXA)、国立環境研究所及び環境省の共同プロジェクトである温室効果ガス観測技術衛星「GOSAT※2」を搭載するほか、同機構の小型衛星および同機構が公募・選定した大学や企業の小型衛星7機を相乗りさせる計画です。

毎度お馴染み川崎重工製衛星フェアリングの出荷。 そろそろ次の打ち上げの時期が近付いてきました。