川崎重工、時速350kmの世界市場向け新型高速鉄道車両を自社開発 [Wired Vision]

川崎重工は9月11日、新型高速鉄道車両『efSET(イーエフセット)』の開発に着手すると発表した。従来の案件ごとの車両開発とは異なる自主開発。世界市場に通用する営業運転速度・時速350kmの高速鉄道車両で、2009年度末までの開発完了を目指す。

開発に当たっては、軽量ボディと空力デザインで騒音や振動を低減した「環境に優しい車両」、高効率電気機器やブレーキシステムによるエネルギーなどによる「省エネルギー性能の向上」、軽量ボルスタレス台車やアクティブ制振技術で振動を軽減し、乗り心地を向上させた「快適な移動空間」「信頼性の確保」「高い安全性能の実現」をコンセプトにしている。

高速鉄道は温暖化ガス排出量が少ない大量輸送手段として、世界的に重要性が見直され、米国、ブラジル、ロシア、インド、ベトナムなどが大都市間の新規建設計画を具体化。ライバルの欧州の鉄道車両メーカーも開発を進めており、世界市場での受注獲得には自主開発が不可避と判断した。「efSET」は「Environmental Friendly Super Express Train」からつけた愛称。

海外進出を睨んで独自に打って出るようです。 現在計画されている次世代新幹線よりも高速での営業運転速度を目指していますが、海外仕様って事でしょうかね。 是非とも頑張ってもらいたいところです。