7年ぶり、2機のシャトルが発射台に [sorae.jp]

雷雨の影響で、NASAは予定よりも1日遅れて、スペースシャトルエンデバーSTS-126)をシャトル組立棟(VAB)から39B発射台へと移動させた。

エンデバーを載せた巨大な台車(Crawler Transporter)は、アメリカ東部夏時間9月19日6時55分(日本時間19時55分)にシャトル組立棟を出発し、アメリカ東部夏時間9月19日14時(日本時間9月20日3時)に約5.6km離れた39B発射台に到着した。到着後、エンデバーの設置作業も行われ、打ち上げに向けていよいよ最終準備に入った。

エンデバーの本来打ち上げは11月12日に予定されているが、その前に、10月10日にスペースシャトルアトランティスSTS-125・HST-SM4)の打ち上げが予定されている。STS-125はハッブル宇宙望遠鏡の最後の補修ミッションで、万が一アトランティスがダメージを受け、帰還できなくなった場合、一旦国際宇宙ステーションISS)に退避させ、エンデバーを打ち上げて救助する(STS-400)。

そのため、現在39A発射台にはアトランティス、39B発射台にはエンデバーがセットされており、2機のスペースシャトルが同時に発射台にセットされるのは、2001年7月のSTS-105とSTS-104以来、実に7年ぶり。

また、39B発射台からスペースシャトルの打ち上げはこれが最後となる。STS-126の後、NASAは次世代ロケット「アレス1」を打ち上げるため、39B発射台を改修する予定。

うむ、2機揃い踏みは壮観ですなあ。 エンデバーアトランティスに特にトラブルが発生しなければこのまま射点待機でしょうか?