JAXAが開発中の宇宙ステーション用補給機へLED照明の採用が決定 [Panasonic]

2005年度は、概念検討を行い実現性を確認。2006年度は、仕様目標値の策定、部品・材料の試験を実施し、開発着手に向けての目処をつけることができました。これらの結果により、ISSの照明装置(蛍光灯)に置き換わるLED照明装置の実現性が示され、2007年度からHTV船内用照明装置の開発に着手してまいりました。
宇宙船内の厳しい環境で使用するには、打ち上げ時の振動・加速度や、宇宙線放射線)に耐えうる必要がある他、無重量空間での放熱、有害ガスを発生しない材料や難燃性材料の採用、ISSの電源装置に対する電磁適合性要求のクリアなど様々な課題がありました。当社は、民生用として地上で実用済の高品質のLED照明器具の技術を応用し、HTVでの使用に対応した要求品質を満足するLED照明装置を開発。さらに、様々な試験やシミュレーションなどによる検証を行い、2008年秋、詳細設計審査に合格し、HTVへの採用目処がつけられました。
現在ISSの日本実験棟「きぼう」では、蛍光灯の玉切れが発生しているため、さらに当社はJAXAと共同で、ISS内での使用に向けた課題検討、開発を進めてまいります。

宇宙用LED照明の開発に目途が立ったようです。 実際にHTVに搭載されるのは2010年の運用機からで、来年の実証機にはまだ使用されないそうです。 まあ宇宙環境でのLED照明自体が世界初なので、安全・長寿命の次世代照明機器としてどんどん普及させていって欲しいですね。 ISSの蛍光灯切れも大概ですしw