巨大ロケット到着 今夏打ち上げのH2B/南種子 [南日本新聞]

今夏種子島から打ち上げ予定の新型ロケット「H2B」の機体が19日午前、南種子町の島間港に陸揚げされた。20日未明から明け方にかけて、約18キロ離れた種子島宇宙センターに搬入される。
H2Bの1、2段目はそれぞれコンテナに入れられ、17日に愛知県を出発。輸送船2隻で種子島に運ばれた。午前7時半に1隻目が着岸し、2段目を最初に陸揚げした。その後、午前9時から、縦横6.5メートル、長さ38メートルの巨大な格納容器に入れられた1段目が2台のクレーンにつられ、ゆっくりと陸揚げされた。
H2B宇宙航空研究開発機構宇宙機構)と三菱重工業の共同開発で、主力ロケット「H2A」の能力向上型。国際宇宙ステーションに物資を運ぶ無人補給機「HTV」を打ち上げる。H2Aの1段目の液体燃料エンジンを2基束ねて使い、打ち上げ能力をアップさせた。これに伴い、H2Bの1段目は従来より胴体直径が1.2メートル太い5.2メートルと大型化した。
陸揚げ作業を見守った種子島宇宙センターの園田昭眞所長は「H2Aよりやはり大きい。年1回は宇宙ステーションへ打ち上げられることになっており、今後が楽しみ」と話した。

H-IIBの機体が種子島に到着した模様です。 いよいよ今晩宇宙センター入りするわけですね。