温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による観測データの初解析結果(温室効果ガス濃度)について [JAXA]

「いぶき」のデータの初解析結果が来た!

平成21年1月23日に種子島宇宙センターから打上げられた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)は、現在データの初期校正検証中ですが、今般、陸上の晴天域における二酸化炭素及びメタン濃度の初の解析結果が得られました。
今後は、さらに、データの校正・検証等を行った上で、順次、観測データ及び解析結果等を一般に配布します。

添付資料の図は、平成21年4月20日〜28日の9日間の二酸化炭素及びメタンの陸上の晴天観測点における初解析結果(カラム平均濃度(注))です。4月下旬の二酸化炭素及びメタンの全球濃度分布として、北半球で濃度が高く南半球で低いという傾向は、概ね従来の地上観測による結果に整合しています。但し、当結果は未校正の観測データを用いた解析結果であるため、推定された個々のカラム平均濃度値に解釈を与えることは適切ではありません。今後、校正及び検証の結果を踏まえ、データ処理パラメータの調整を進めて再解析することを予定しています。

今後更にデータ処理パラメータの調整やセンサの校正を行なっていくそうです。 しかし中国は黄砂があるとはいえ真っ赤ですねw