JAXA、「かぐや」低高度運用の成果を公開 - 衝突閃光の確認可能性も報告 [MYCOM]

これによると、4月中に近月点10〜30kmにおいて、ミニ磁気圏領域を月磁場、プラズマ環境などを同時観測したほか、HDTVカメラによる超低高度の映像撮影を実施したという。また、5月末に、粒子線計測器(CPS)の重イオン放射線検出装置を動作させたが、初期チェックアウト と同じ不具合が再現されたとしている。

重イオン放射線検出装置はやはり不具合が解消しなかったらしい。 あとXRSは最近太陽活動がおとなしすぎたのもあり残念ながら観測が行なえなかった模様です。

オーストラリアのアングロ-オーストラリアン天文台、インドのアブ山天文台にて閃光が確認できたと報告しており、これらの画像は、撮影時間からみると、"かぐや"の衝突閃光の可能性があるという。

オーストラリア以外からも衝突閃光の報告が入ってきているようです。 ていうか日本全滅か! まあ全国的に雨でしたから! まさに涙雨。

また、制御落下の軌道においても、日照の領域を中心にHDTVカメラ、地形カメラなどの撮影が実施されたほか、今後はチャンドラヤン1号(インド)による衝突場所の観測において"かぐや"落下場所の月面観測が予定されている。

なお、"かぐや"の査読付、科学論文は、発行済みのものが17件、受理済みのものが15件となっており、測地学会誌においては、"かぐや"特集号が発刊される予定であるとしているほか、UPI関連は、日本の惑星科学の英文論文誌「EPS」に論文が掲載される予定となっている。

うおお、どうやら落下運用の直前までHDTVや地形カメラを動かしていたようです。 レーザー高度計のグラフも生々しくて良いですね。 画像や動画が出てくるには校正などでまだ少しかかると思われますが、公開に期待せざるを得ません。 また大量に論文が上がっているようなので、そのうち一般にも一斉に出てくるでしょうね。 楽しみすぎる。