LRO、月周回軌道投入成功 [sorae.jp]

アメリカ航空宇宙局NASA)は6月23日、月探査機「ルナー・リコナイサンス・オービタ(LRO)」の月周回軌道投入に成功したことを発表した。

NASAによると、LROのエンジン点火はアメリカ東部夏時間6月23日5時47分(日本時間18時47分)に行われ、約40分間にわたってエンジン噴射した結果、LROは遠月点高度3100km、近月点高度220kmの楕円軌道に投入された。

「素晴らしい噴射だった。月周回軌道に投入することは非常に重要なことで、これができなければ、ミッションを始めることもできなかった」

月周回軌道投入成功について、LRO副プロジェクト・マネージャのキャシー・ペジー(Cathy Peddie)氏はこのように述べた。

LROは今後、数日間にわたって観測機器の試験を行い、軌道修正を続ける。軌道修正は約2ヶ月間行われる予定で、LROは最終的には、高度50kmの極軌道に投入され、月面の地図作成や、有人月探査の着陸地点選定のための観測を行う。

先日打ち上げられたばかりのNASAの月探査機LROが早速月周回軌道に入ったようです。 地球周回軌道を取らずに直接月に向かったためわずか4日で到着となりました。 流石に手慣れたものですね。 今後2ヶ月ほどかけて徐々に観測軌道に近付けていくそうです。 あ、となると打ち上げから1ヶ月ちょっとで観測軌道に入った「かぐや」は結構早かったのか。 まあ手順が色々違うんでしょうね。