チャンドラヤーン1号、2010年1月にミッション終了か [sorae.jp]

チャンドラヤーン1号の姿勢制御は、星を撮影し、姿勢や方向を決める「スターセンサー」と呼ばれる装置によって行われていたが、この「スターセンサー」が7月中旬に故障したため、姿勢制御は現在、ジャイロスコープに切り替わっている。

インド宇宙研究機関のマダヴァン・ナイール(Madhavan Nair)総裁は、「ジャイロスコープ・モードで2年間のミッションを遂行できる」としているが、科学者らは「3つしかないジャイロスコープがどれだけ持つのか」と疑問を抱いている。

The Hinduなどの報道によると、チャンドラヤーン1号のミッション期間を見直すため、科学観測機器を提供したアメリカ航空宇宙局NASA)や欧州宇宙機関ESA)などが呼ばれ、9月に会議が開かれるという。場合によっては観測期間を短縮し、2010年1月にチャンドラヤーン1号のミッションを終了させる可能性もあるようだ。

インドの月探査機チャンドラヤーン1号ですが、やはり姿勢制御系の不安が大きくミッション期間の見直しが検討されているようです。