韓国のロケット羅老1号機、打ち上げに失敗 [日経BP]

打ち上げシーケンスを表に纏めてみると、的ちゃんは分離が遅れたのでは?と推測していて自分もそうかと思ってましたが、高度が高すぎたのはどうもやはり分離のタイミングが遅れたのではなく飛行コースが垂直方向にずれたためとみるのが妥当のようです。

羅老号:韓国の宇宙開発の行方 [朝鮮日報]

何よりも大きな成果として挙げられるのは、正確に作動したロケット追跡技術だ。今回韓国航空宇宙研究院が自主開発した遠隔ロケット追跡システムは、世界を驚かせたという評価を受けている。単純な飛行軌跡だけでなく、秒速数キロで飛行する羅老号の速度や位置情報をリアルタイムで確認することに成功したためだ。この技術が可能になったのは、羅老号が飛行しながら自らの速度、方向情報などを無線通信で送るシステムを構築したため。延世大学天文宇宙学科のチェ・ギュホン教授は「宇宙大国のフランスやロシアも、レーダーを使ってロケットの軌跡を追跡するだけで、韓国のように無線通信を活用してロケットの速度・位置情報をやりとりするシステムは作れなかった」と話した。一種の新型宇宙ナビゲーションシステムを開発、実用化したことになる。チェ教授は「ロシアが逆にわれわれのロケット追跡技術を購入したいと言い出す可能性もある」と話す。

これが従来のテレメータシステムとどう違うのかよく分かりませんけど、そこまでリアルタイムでデータが得られてたのなら次の日まで待ったりせずすぐにでも正確な情報を出せばいいと思います。フェアリングに関するモニタカメラの画像はセキュリティ上出せない(記者には見せた)そうですが、軍事衛星を積んでいたわけでもないのに出せないようなものでもないと思うんですけどね…