ノード3に問題、エンデバーは打ち上げ延期か? [sorae.jp]

問題となっているのは、今回のミッションのペイロード(貨物)である結合モジュール3(ノード3)の「トランクウィリティー(Tranquility)」で、冷却システムのアンモニア・ラインが試験中に破裂した。アンモニア・ラインで問題が起きたのはこれで少なくとも3回目だという。

「トランクウィリティー」を冷却させるための能動的熱制御システム(ATCS)にとって、アンモニア・ラインは非常に重要な部分で、場合によってはエンデバーの打ち上げを延期し、アンモニア・ラインを再設計する可能性もあるという。

また、山崎直子宇宙飛行士が搭乗するスペースシャトルディスカバリーSTS-131)の打ち上げは3月18日に予定されており、NASAは1月12日までに会議を開き、STS-131ミッションを繰り上げるかどうかも含めて、対応を検討するようだ。

エンデバーは1月6日に39A発射台へと移動され、打ち上げは現在アメリ東部標準時間2月7日4時39分(日本時間18時39分)に設定されている。エンデバーに搭乗する6名の宇宙飛行士は1月19日にケネディ宇宙センターに訪れ、打ち上げリハーサル(TCDT)を実施する予定となっている。

どうやら2月の打ち上げを待っているSTS-130に搭載されるモジュールで不具合が起きているようです。これにより山崎宇宙飛行士が搭乗するSTS-131が繰り上げられる可能性が出てきた模様。ここにきてペイロードに設計上の問題が発生するときついですね。