温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の太陽電池パドル駆動部の冗長系切り替えについて [JAXA]

平成21年1月23日に打上げられた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)において、平成22年2月25日10時29分(日本時間)頃、太陽電池パドル2の駆動部で異常を検知し、軌道上にて自動的にパドル駆動部1,2とも冗長系に切り替えました。両方とも冗長系に切り替わるのは設計上、所定の動作です。

現在原因究明を進めておりますが、太陽電池パドル駆動部が冗長系になっている以外、発生電力等に異常はなく、衛星の機能はすべて正常です。また、定常観測にも支障はなく、予定通り観測を継続しております。

鉄壁の冗長性を誇る「いぶき」に死角は無かった。しかし駆動部ですか… 仮にパドル1枚だけになってもミッションを継続出来る設計にはなっていますが、出来れば復調して欲しい所ですね。