インド、GSLVマークIII2段目エンジンの燃焼試験を実施 [sorae.jp]

インド宇宙研究機関(ISRO)は3月5日、同国の「GSLVマークIII」ロケットに用いられる液体コアステージ「L110」の燃焼試験を実施した。

燃焼試験はタミルナド州マヘンドラギリの液体推進システムセンター(LPSC)で行われ、2基のヴィカス・エンジンから構成された「L110」は約150秒間燃焼したが、途中で問題が発生し、中止された。試験は200秒間燃焼する必要があった。

今回の試験によって約500もの項目のデータが取得されており、ISROはこれらを分析した後、再度200秒の燃焼試験を実施する予定。また、今回の問題はエンジン自体の問題ではないとしている。

これまでのPSLVもGSLVも2段に1基のヴィカス・エンジンを使用しているため、2基のヴィカス・エンジンによるクラスタ化はこれが初めて。

GSLVマークIIIはより重い人工衛星静止軌道に打ち上げるために設計された3段式のロケット。初段のロケットモーター「S200」、第2段の「L110」、第3段のインド国産液体燃料ロケットから構成され、打ち上げ能力は日本のH-IIAロケットに匹敵する。

なお、GSLVマークIIIの最初の打ち上げは2011年に予定されている。

おー、クラスタエンジン。第1段のコアステージはこれで110tの推力を生み出すそうです。ところでGSLV Mk-IIIってこれ以外にもコンフィギュレーションありましたっけ? 204型っぽくブースター4本掛けみたいな。