中国が宇宙に意欲、来年からドッキング実験 [読売]

宇宙開発を加速している中国が、2020年ごろの大型宇宙ステーション建設に向け、11年に小型の実験室「天宮1号」を打ち上げ、2年かけて宇宙船とのドッキング実験を3回行う計画を進めている。

月探査プロジェクトでは、探査衛星「嫦娥(じょうが)2号」を今年10月に打ち上げるという。

北京で開会中の人民政治協商会議(政協)に出席している宇宙プロジェクトの責任者らが6日までに中国メディアに明らかにした。

ドッキング実験は、無人の「神舟8号」と、有人の同9号、10号で行う。

搭乗する飛行士は2〜3人になる。天宮1号は、有人の実験室としても使用可能だ。

一方、嫦娥2号は、月の上空100キロと1号よりも低高度から高精度の画像撮影などを行い、無人月面着陸を任務とする同3号の準備に当たるという。

こっちも新型の話。ドッキング実験を行なう「天宮」は去年は確か2010年に打ち上げるという話が出てましたが、現時点では来年打ち上げられる予定になっているそうです。

中国、中型ロケット「長征7号」を開発中 [sorae.jp]

梁副院長によると、中国の長征ロケットシリーズは、搭載能力が5トン以下、5トンから10トンまでのロケットがあり、20トン以上の「長征5号」を開発しているが、搭載能力が10トンから20トンまでのロケットが存在していない。そのため、このクラスをカバーする中型ロケット「長征7号」プロジェクトが立ち上がり、既に開発が始まっているという。

「長征7号」は神舟有人宇宙船を打ち上げている「長征2号F」をベースに開発が進められており、暫定的に「長征2号F(換)」と名づけられている。このロケットは早ければ、嫦娥計画中に使用される見込みだ。

また、同じく「長征2号F」をベースに開発が進められているのが「長征2号F(改)」で、こちらは中国宇宙ステーションの実験第1号機「天宮1号」を打ち上げるため、既に出荷され、試験が進められている。

「天宮1号の打ち上げが始まったら、ロケットの信頼性がますます要求される。神舟7号以前、ロケットの打ち上げ失敗はミッションの失敗を意味するが、天宮1号以降、ロケットの打ち上げ失敗は“計画の失敗”を意味する」

「長征2号F」を改造し、今後のロケットの信頼性について、梁副院長はこのように強調した。

で、「天宮」打ち上げに使われるのが長征2号の改良型らしい。それにしてもこのシリーズややこしいw