小惑星探査機「はやぶさ」搭載イオンエンジンの連続運転による軌道制御の終了について [JAXA]

よおっしゃあああああああああ!!

はやぶさ」は、平成22年6月に計画中の地球帰還に向け、平成21年2月から搭載イオンエンジンの連続運転(第2期軌道制御)を実施してきました。
本日午後3時17分(日本時間)、第2期軌道制御を終了し、地球の中心から約2万kmの位置を通過する軌道への誘導に成功したことを報告いたします。
今後、数回に分けて軌道修正を行い、カプセルが正確に地球大気圏内に再突入する軌道に向けて、徐々に精密誘導する予定です。
引き続き、地球帰還へ向けて慎重な運用を続け、適時、運用状況についてお知らせいたします。

小惑星探査機はやぶさ:地球帰還が確実に 軌道に到達 [毎日]

はやぶさは現在、地球から約2700万キロの地点をエンジンなしで慣性飛行している。この日、最も地球に近づいた際には上空約1万4000キロを通る楕円(だえん)軌道に入った。

はやぶさは、地球と火星の間を回る小惑星イトカワ」に接近、2度の着陸と離陸を成功させた。主エンジンは何度も故障に見舞われたが乗り越え、設計寿命(1万4000時間)に迫る運転を続けてきた。往復約45億キロという長旅のゴールが間近になった。

27日午後3時17分、主エンジンが停止。神奈川県相模原市の管制室では関係者が互いに握手をして喜んだ。主エンジン担当の国中均JAXA教授は「小惑星への往復航行は今日で達成されたといえる。よく帰ってきた。大満足です」と話した。

昨日の時点で地球の夜側を通る軌道まで到達したと出ましたが、ついに本日で第2期軌道制御を無事完了、イオンエンジンを計画的に停止。素晴らしいですねえ… 本当によくここまで… 今後も精密誘導がありますし最後まで気は抜けませんが、ひとまず大きな峠を越えたと言っていいですよね。

はやぶさ 帰還へ向け最終段階 [NHK]

神奈川県相模原市にある管制室では、エンジンを停止して慣性飛行に切り替える作業が行われ、正常に止まったことを確認すると関係者が握手を交わしてこれまでの労をねぎらっていました。「はやぶさ」は、今後、5回程度、軌道を微調整しながら、地球に向けて飛行を続け、順調にいけばことし6月にイトカワの岩石を採取した可能性のあるカプセルをオーストラリアの砂漠に落とし回収する計画です。宇宙航空研究開発機構の國中均教授は「エンジンは寿命との戦いだったが、持ちこたえることができた。帰還へ向けて慎重な運用を続けていきたい」と話しています。

小惑星探査機はやぶさ、地球へ 軌道変更に成功 [共同]

27日午後3時すぎ、神奈川県相模原市にある宇宙機構の運用管制室から、約2700万キロ離れたはやぶさにエンジン停止の信号を送信。約5分後、正常に止まったことが確認されると、担当者らは笑顔で握手をした。

こちらには喜びの顔に溢れる管制室の映像や写真も。