陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による中国青海省地震にともなう観測結果 [JAXA]

2010年4月14日(水)8時49分頃(日本時間,以下同じ)に中国青海省で大地震(マグニチュード:6.9、震源位置:33.271°N, 96.629°E、震源の深さ:約10km)が発生し、大きな被害が出ています。宇宙航空研究開発機構(以下, JAXA)では4月16日(金) 13時23分頃(日本時間)に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載のパンクロマチック立体視センサ(プリズム)と高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)による観測を実施しました。

こちらはパンシャープン。

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載のLバンド合成開口レーダ(PALSAR;パルサー)による中青海省地震にともなう緊急観測 [JAXA]

こちらはPALSARによる差分干渉と差分抽出画像。共に家屋の倒壊が確認されます。

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)によるアイスランド火山噴火にともなう緊急観測結果 [JAXA]

AVNIR-2による観測。噴煙が大量に噴出している様子が見て取れます。

火山噴火:噴煙拡大、鮮明に 日本の衛星が観測 [毎日]

日本の温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」が、アイスランド火山の噴火後3日間に及ぶ噴煙の様子をとらえた。噴煙は太陽光を遮るほか、地上に落下すると北極圏の雪や氷が黒くなって融解を加速する可能性がある。観測結果は、今後の気候変動を予測する上で役立つという。

アイスランドの噴煙、日本の観測衛星が撮影 [読売]

いぶきは国立環境研究所や宇宙航空研究開発機構などが昨年打ち上げた。二酸化炭素などの濃度を観測しているが、いぶきに搭載されたセンサーが噴煙に吸収された紫外線の一種をとらえ、結果的に噴煙の様子を記録できた。

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)によるアイスランドにおける火山噴火及び噴煙の観測について [NIES]

これは紫外線分光計による観測でしょうか。
しかし最近は大きな自然災害が頻発していますね…。