米空軍、極超音速技術実証機との通信確保に失敗 [sorae.jp]

国防総省・国防高等研究計画局(DARPA)とオービタル・サイエンシズ社はアメリカ太平洋夏時間4月22日16時(日本時間4月23日12時)、極超音速技術実証機(HTV-2: Hypersonic Technology Vehicle 2)を載せたミノタウロス4ライトロケットを、バンデンバーグ空軍基地から打ち上げたが、HTV-2との通信確保ができず、実験に失敗した。

打ち上げられたミノタウロス4ライトロケットは順調に飛行し、打ち上げから数分後にHTV-2を分離し、打ち上げが成功した。しかし、打ち上げからわずか9分後、HTV-2との通信が途絶えた。

機体は太平洋に墜落したと考えられているが、詳細は分かっていない。通信が途絶えた原因についてもまだ分かっておらず、DARPAは原因究明を続けている。

HTV-2は「ファルコン・プロジェクト」の1号機で、ロッキード・マーチン社が開発した。DARPAによると、HTV-2は時速約2万kmの速度で、約30分間にわたって太平洋の上空を飛行する予定だったという。

「ファルコン・プロジェクト」はDARPAと米空軍が進めているプロジェクトで、極超音速飛行技術を確立し、小型衛星を低コストで低軌道に投入できる小型打上げ機(SLV)の開発につながるとしているが、極超音速武器システムの開発や、次世代長距離ミサイルの技術試験であるとの指摘もある。

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