宇宙基地、継続には年4百億円 日本の負担を試算 [共同]

国際宇宙ステーションへの参加意義や将来の利用方針を検討する文部科学省宇宙開発委員会の特別部会の初会合が30日、都内で開かれ、日本が今後もステーション計画に参加し続ける場合に必要な運用経費は年平均で約400億円になるとの試算が示された。

宇宙航空研究開発機構が提出した。内訳はステーションに物資を届ける無人補給機「HTV」の輸送費が年約250億円、日本実験棟「きぼう」の運用・利用費が年約150億円。宇宙飛行士を飛ばす費用は物資輸送分と相殺される。

会合では、宇宙飛行士で宇宙機構宇宙医学生物学研究室長の向井千秋さんが「ステーションは宇宙施設の中で人が(滞在して)使える唯一のもの」と意義を説明。

中須賀真一東京大教授は、参加を継続してできることと、参加せずに浮いた費用で新たにできることとの比較が重要だとし、撤退も踏まえた議論の必要性を指摘した。

どうやらHTV打ち上げが年250億、きぼう運用が年150億らしい。あくまで平均で、HTVの打ち上げ回数とかはよく分からないのでアレですが。