【科学】金星探査機「あかつき」18日打ち上げ 雲や暴風など観測 [産経]

16日は種子島が暴風になりそうです(><)

あかつきは国産大型ロケット「H2A」17号機で打ち上げられ、高度約400キロで分離。地球の重力を振り切るため、米スペースシャトルなどよりも速い秒速約12キロで金星への軌道に投入される。

12月上旬に金星付近へ到達し、秒速約8キロに減速して金星を回る軌道に入る。日本は平成10年打ち上げの火星探査機「のぞみ」で周回軌道への投入に失敗しており、日本の惑星探査機で初の投入成功を目指す。

中村教授は「金星は地球から離れているので電波が届くのに何分もかかる。あかつきは自律的に判断して金星の重力圏へ飛び込んでいかねばならず、一番のヤマ場だ」と話す。

「のぞみ」の時は地球スイングバイ時の推進剤バルブの故障とかが致命的でしたからねえ… 今回は地球を脱出したら当面の山場はやはり金星周回軌道投入時のマヌーバとなりそうですし、その分「のぞみ」よりはシンプルなシーケンスになりそうです。ただしメインスラスタが1基だけですが。

あかつきと同時に打ち上げられる小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス(IKAROS)」の挑戦も見逃せない。

イカロスは宇宙空間で機体を回転させ、その遠心力で、約14メートル四方の樹脂膜を展開する。髪の毛の太さの約10分の1の極薄の樹脂膜を“帆”のように広げて太陽光のわずかな圧力を受け止め、ヨットのように航行する。樹脂膜が受ける圧力は微弱だが、宇宙空間では大きな推進力が得られるという。成功すれば世界初の快挙となる。約半年かけて金星付近へ向かう計画で、その間に航行技術などを検証する。

そして「IKAROS」もあります。「あかつき」が半年かけて金星に行く間、IKAROSが活躍。完璧なプランですね。是非どちらも成功して欲しいです。