鹿児島人工衛星KSAT(ハヤト)の電波受信に成功〜今後、集中豪雨や竜巻の予測研究に向けてデータ収集へ〜 [鹿児島大学]

打ち上げ直後から交信を試みていましたが、鹿児島衛星は超小型衛星ではこれまでに使用したことがない高い 周波数を通信に用いていることから、(1)地上管制局から衛星の探すアンテナの指向性も鋭く、衛星を捕捉するのが従来より困難であったこと、(2)衛星の太陽電池で発生する電力では、衛星搭載送信器の消費電力をまかなえないことから、25秒に1秒間だけ電波を送信するようにしており、受信のチャンスが少ないこと、(3)地上管制局の整備が遅れたことから、アンテナや受信機を調整しながら受信をしているという状況から、これまで受信できていませんでした。

どうやら、地上系アンテナの指向性が鋭くなかなか衛星を捉えられなかった事などが原因だったようです。これまでの調整が功を奏して見事受信に成功。