韓国の「KSLV-1」の2号機、明日夕方に打ち上げ [sorae.jp]

大韓民国教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院(KARI)は6月8日、「羅老(KSLV-1)」2号機の打ち上げについて、予定通り6月9日に行うと発表した。

「羅老(KSLV-1)」2号機は既に発射台へと運ばれており、6月8日に最終リハーサルを実施し、6月9日の午前中に管理委員会を開き、打ち上げ時刻などの最終決定が行われるという。

「羅老(KSLV-1)」2号機の打ち上げは現地時間6月9日17時頃(=日本時間)に設定されており、今回の打ち上げには、前回の打ち上げと同じく「科学技術衛星2号(STSAT-2)」が搭載される。また、打ち上げ可能期間は6月9日から6月19日までになっている。

「科学技術衛星2号(STSAT-2)」は韓国航空宇宙研究院と韓国科学技術院(KAIST)衛星研究センターなどが共同開発したもので、重さ約100kg。マイクロ波ラジオメータ観測器やレーザー反射鏡などを搭載し、低軌道で約2年間にわたって、大気と海洋を観測し、衛星技術の検証などを行う。

韓国は2009年8月25日、「科学技術衛星2号(STSAT-2)」を載せた「羅老(KSLV-1)」初号機を打ち上げたが、フェアリングの片方が分離せず、衛星の軌道投入に失敗した。

さて、KSLV-1の打ち上げは明日17時頃に行なわれる見込みのようです。1号機の雪辱なるでしょうか?

羅老号:発射控えストレス、ロシア人技術者が自殺未遂 [朝鮮日報]

先月24日に来韓したDさんは、警察の調べに対し、「羅老号の打ち上げを控え、大きなストレスを感じ、死のうと思った」と話したという。Dさんは現在、釜山市内の病院で治療を受けているが、切り付けた部分が炎症を起こさなければ、近日中に退院できる見通しとのことだ。

KSLV-1には1段目をはじめロシアからの技術が多く導入されているのでロシア人技術者も打ち上げ準備に携わっていますが、なにやらプレッシャーを感じた人が自傷行為に走ってしまったそうです。鬱病とかでしょうか? 自分なんてH-IIB打ち上げの時は見てるだけでめちゃくちゃ緊張しましたし、相当プレッシャー感じる人もいるでしょうね。