はやぶさカプセル、羽田到着 宇宙科学研で開封作業へ [朝日]
小惑星探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰ったカプセルが17日夜、東京・羽田空港に到着した。帰還地の豪州南部ウーメラの空港からチャーター機で運ばれた。
飛行機から下ろされたカプセル入りのコンテナはすぐにトラックに載せられ、宇宙航空研究開発機構の宇宙科学研究所(神奈川県相模原市)へ。小惑星「イトカワ」の砂粒が入っている可能性があり、X線で内部の破損がないかどうかなどを調べた後に開封する。
カプセルを日本に運んだ安部正真准教授は報道陣に「初めてカプセルを見た時、キラキラ輝いていて宝物だと思った」と語った。
大量の砂粒が入っていれば、イトカワのものだとすぐに判断できる。しかし微量だと、打ち上げ前からカプセルに入っていた地球上の物質と区別する必要がある。こうした分析に、長くて半年程度かかるかもしれないという。
■はやぶさカプセルが日本着 厳重梱包、分析へ [産経]
カプセルは直径約30センチ、高さ約15センチ、重さ約6キロ。14日に回収され、現地で厳重に梱包(こんぽう)された。窒素を満たした風船に入れた上で内箱に収納。さらに内箱を、衝撃吸収用のボールを並べた外箱に入れてある。カプセル本体の近くで見つかった耐熱構造の外殻も同じ便で運ばれた。
■2010/06/18 04:21 JST: 川口淳一郎教授のコメント(記者会見でのコメントの要約) [Hayabusa Live]
7年ぶりにカプセルと対面しましたが、まるで新品のようでした。
2007年に閉めたふたは、本当に閉まっていて良かったです。まるでタイムカプセルのようです。
地球から60億km、相模原を母港とすると、母港へ一周して戻ってきました。非常に感慨深いものがあります。
皆さんと一緒に取り組んできましたので、皆さんが祝福されるべきだと感じています。
再会できてよかった…(´;ω;`)