6月24日のキュレーション記者会見(前半) [松浦晋也のL/D]
18日から22日まで、コンテナに付着しているボンドなどの物質を落とす洗浄を行った。
次に内気圧の推定を開始した。惑星間空間で閉じたので内部は真空のはず。内外の圧力をそろえてから空けてやらないと、内部のチリなどが空けたときに吹き飛んでしまう可能性にある。推定値が得られたので、22日に一部ふたの部分にすきまを空けて、サンプルコンテナ内の残留ガスの採取を試みた。
23日は休養日。
本日24日からサンプルコンテナ開封作業を開始した。
内部と外部の気圧を均衡させて気体採取を行なったそうです。
昨日、1mm以上のものはないという報道があったが真実か。
藤村
CTを1mm間隔でスライスしたという発表したのが、そう解釈されたのだろう。青木
構造を見るのと内容物を見るのとでは照射の方法も違うと聞いている。藤村
おっしゃったように中を見るためではなく、Oリングの破損を調べるため。それらが良く分かるように設定して撮影している。青木
それは小さな粒は写らない条件ということか。藤村
ケイ酸系の鉱物だと3mmから5mmぐらいのものなら識別できるというデータはもっている。そういうものはないということが分かったということだ。川口
JAXAとしてはなにもいっていませんよ。青木
誤報とおもってよろしいか。藤村
いいでしょう。誤報かどうかは分かりませんが。NHK
コンテナ内圧は、どんなガスが入っていたか。藤村
なんらかのガスはあった。非常に薄いガスがなにやら入っていた。そのサンプリングに成功したと判断している。第一タンクに収納されているはずである。しばらくその状態が続く。藤村
それはまだわからない。Oリングシールが空気にさらされているので、大気成分がシールを若干透過したとも考えられる。今後解析しなければならない。ガス分析は、しばらくかかる。タンクをいつはずせるかによる。結果が出てくるのは初期分析の結果とほぼ同時にでてくるだろう。NHK
密閉できていたのか。藤村
誤差の範囲内できちんと密閉されていたと判断できる。
どうも「1mm以上のサンプルは入っていなかった」は若干の早とちりがあったようです。CTは非破壊検査が目的なので、内部の物質はそこまではっきりとは見えないと。てか3mm大というともう小石ですねw そのへんもうちょっとよく確認してから報じて欲しいものです。