時代を駆ける:川口淳一郎/1 「はやぶさ」帰還に涙 [毎日]

しかし毎日新聞は何回はやぶさの連載やるんでしょう。いいぞもっとやれ。

 相模原市での管制は、大気圏突入の30分前に終わりました。管制室がある建物の一室に、はやぶさが帰還するオーストラリアからの動画中継を映すスクリーンが設置され、最初はそこで皆と一緒に見るつもりでした。はやぶさが燃え尽きることは、何年も前から決まっている運命。ところがどうしても安らいだ気持ちでいられなくなり、自分の部屋にこっそり移動しました。

 《パソコンを開き、動画を見つめた。長年育て上げたはやぶさが、光り輝きながら散っていく。こみあげるものを抑えられず、涙がこぼれた。「クール」と評されるリーダーの涙》

 心の中で「ありがとう。よくやったね」と。後の作業があり、研究室にいた時間は5分ほどだったと思います。

 《その直前、はやぶさに送った最後の指令は、地球を撮影することだった》

 小惑星イトカワの試料が入っている可能性があるカプセルを分離すると、機体の姿勢が大きく乱れます。一方、大気圏突入まで残された時間は3時間。その間に、機体のカメラが地球に向くタイミングを待たねばなりません。何枚撮っても、うまく地球が入らない。地球が写ったのは、最後の1枚だけでした。

 《満身創痍(そうい)のはやぶさを守るため、帰路は不要な機器の電源を切っていたので、動く保証はなかった。だが、カメラは動いた。地球が明るすぎて入った幾多の白い筋の向こうに、ぽっかりと浮かぶ丸い地球の姿をとらえた》

 涙でかすむ目で地球を見たような画像でした。やっと、はやぶさに地球を見せてあげられた。母港へ帰ってきた証拠だから、絶対に撮りたかった。「できるわけがない」と言われた小惑星への往復飛行は、はやぶさ自身の協力があったからこそ、達成できたと感じています。

(´;ω;`)先生… しかし川口先生ってああ見えて実はかなり熱い人ですよね。もともと負けず嫌いなんだろうなとは思ってましたが、もっと唯物的な人だと勝手に思い込んでました。

小惑星探査機「はやぶさ」のカプセル、東京の展示は8月15日 [sorae.jp]

宇宙航空研究開発機構JAXA)は6月29日、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還イベント「おかえり、はやぶさ」を8月15日、JAXAi(ジャクサアイ)が入っている「丸の内オアゾOO(おお)広場」で開催し、帰還した試料回収カプセルも展示すると発表した。

イベントの詳細などについては発表されていないが、JAXA側は「親子でこのイベントに参加して『はやぶさ』からあきらめない強さを子どもたちに伝えませんか?」と呼びかけている。

また、カプセル内部の密封容器は分析が行われており、一般公開できないため、外側の容器、断熱カバー、パラシュートなどが展示されるとみられる。

はやぶさ」のカプセル展示については、プロジェクト責任者の川口淳一郎教授が6月21日に文部科学省を訪ね、カプセル公開の決意を表明し、川端達夫文部科学相もこれに応じている。JAXAは東京での展示イベントのほか、相模原キャンパスでの展示イベントも計画している。

ほう! ついに来ましたね。 相模原特別公開には来ないでしょうか?