傷だらけ帰還「はやぶさ」のカプセル初公開 [読売]
おおおお、明日の特別公開に先駆けてプレス向けに公開されたようです。動画もありますよ。これが地球最強の中華鍋の姿か…
■はやぶさ:カプセルを初公開 相模原市立博物館 [毎日]
公開されたのは、小惑星の物質が入っている可能性がある容器部分を除いたカプセル本体(直径30センチ)と、大気圏突入時の高熱からカプセルを守った耐熱カバー(同40センチ)、降下時に使ったパラシュート、電子機器など。いずれもほとんど無傷で、順調に着地したことが分かる。
■「日本の宝だ」 はやぶさカプセル、30日から公開 [朝日]
報道陣には29日に公開され、プロジェクト責任者を務めた宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授は「世界中どこへ行ってもここにしかない、日本の宝。展示できるのは言葉に言い尽くせない喜びです」と話した。
■はやぶさカプセルお披露目 30、31日に相模原市で公開 [共同]
展示はカプセル関連の実物5点と模型1点。実物はいずれも目立った損傷がなく、プロジェクトを率いた川口淳一郎宇宙機構教授は「日本の科学技術で成し遂げた成果をぜひ若者に見てもらって、自信を持ってほしい」と話している。
大気圏突入時の1万度を超える大気の高熱から内部を守った外殻は、表面のプラスチックテープが溶け、炭素繊維を利用した黒い耐熱素材があらわ。もう1枚の外殻の内側には、落下後に誰かが見つけたときに連絡してもらえるように張っていた連絡先の紙がそのまま残っていた。
スペクタクルですよねえ。下部ヒートシールドはまんべんなく真っ黒焦げ。上部ヒートシールドは耐熱材が所々残っています。
ヒートシールドは機密が多く、アップでの撮影は制限されています。
取材に行かれた柴田さんによると、やはり撮影制限は技術的な機密に関わるもののようです。ということで、明日の特別公開では撮影禁止となっています。いやまあ、むしろよくこんな重大な代物を公開することを決心してくださったという感じです。その厚意を無下にしないようルールを守って見学しましょう。
背面ヒートシールドのこの模様は、耐熱材の貼り合わせの部分のようです。