本日のみちびきさん 2010.10.04

最近民間企業からも注目度が高まっているようですし、巻き返せるかも知れませんね。

おおー、これは良い! ホント高性能なモニタカメラですよね。他にも良い感じの壁紙あり。

みちびく人々:天達武史 [QZ-vision]

―― 「GPS気象学」という領域でも、みちびきは活用されそうです。GPSからの電波は、大気中の水蒸気によって遅延やノイズが発生することがあります。その遅延時間やノイズによって、可降水量(水蒸気量と気圧、気温から算出した数値)を推定するのが、GPS気象学の主なアプローチです。

天達:そのデータは非常に重要ですね。突発的豪雨では、積乱雲が発生し豪雨となりますが、積乱雲は水蒸気を多量に含んでいます。そこをGPSの電波が通れば、遅延したりノイズが発生したりするわけですよね。もし、その正確な位置や量がわかれば、どこで突発的豪雨が起こりそうか、予測が可能になります。被害を防ぐためにも、非常に有効だと思いますね。

若原:今の気象予報でも、GPS気象学による可降水量のデータは活用されています。しかし、米国のGPSは、衛星の軌道の関係から信号が斜めに入ってきます。この状態では正確な位置情報を計測することが難しい。その点、みちびきは日本の上空を通るという性質上、縦に信号が入りますので、正確な位置の可降水量を推定することが可能となります。

測位以外でもこんな利用方法が。なるほど、天頂付近に常に見えていれば24時間観測可能という事になりますね。