2010年11月18日 更新 「あかつき」の金星周回軌道投入日決定 [JAXA]

金星探査機「あかつき」は金星を周回する軌道に入るための軌道制御エンジン(OME)の噴射を、12月7日8時49分00秒(日本時間)に実施する予定です。同日9時1分00秒には軌道制御エンジンの噴射を終了し、その後Z軸地球指向への姿勢変更等を経て、同日12月7日21時頃には金星周回軌道を決定する予定です。

おっ、正確な情報が出てきましたね。

来月7日に金星周回軌道へ=あかつき、エンジン噴射−7年前は火星で失敗・宇宙機構 [時事]

あっさり気味が持ち味の時事がけっこう詳しい記事を書いています。

 5月に打ち上げた金星探査機「あかつき」について、宇宙航空研究開発機構は18日、12月7日朝にエンジンを逆噴射させ、減速して金星を周回する軌道に投入すると発表した。主エンジンを約9分間以上噴射できなければ、金星を通り過ぎてしまう一発勝負。宇宙機構は2003年12月、探査機「のぞみ」の火星周回軌道への投入に失敗しており、あかつきが成功すれば、日本初の惑星周回軌道投入となる。
 記者会見した開発責任者の中村正人宇宙機構教授は「今のところトラブルはない。今度こそ投入するぞ、と皆意気込んでおり、リベンジだ」と話した。
 あかつきは18日現在、金星まであと五百数十万キロに迫っている。

そう、実は惑星探査は初なんですよね。世界初の小惑星サンプルリターンを成功させた後に初の惑星探査というよくわからない展開になっていますが、「あかつき」の基本設計は「はやぶさ」を踏襲して更に改良が加えられており、IKAROSと同じくまさに「はやぶさ」の弟と言うべき存在であります。バッチリキメてくれる事を期待しています。
また、あかつきくんによると

とのことで、クリティカルなタイミングで地球から不可視に入るためなかなか緊張感がありますね。

あかつき記者向けブリーフィング(編集中) [大塚実の取材日記]

詳細は後ほどとの事ですが、配付資料がアップされています。