低価格衛星、官民で 欧米に対抗、世界開拓 [日経]

 NECは人工衛星を開発。小惑星探査機「はやぶさ」の基本構造や自律制御機能などを応用して開発費を抑える。最新鋭の機器や電池を積むことで小型化し、米国の大型衛星に比べ約6分の1にする。価格は50億円前後の見通し。撮影した画像で地上の自動車が判別でき、商業用人工衛星では最高レベルを維持する。

 地上システムは測量大手のパスコが開発する。自動車と一体の可動式で、通常の建物施設より小さくし、価格を5分の1の70億円程度に下げる。

 人工衛星システムは衛星と地上受信システム、衛星から受信したデータの解析・利用技術などで構成。打ち上げ費用なども含めた初期費用は180億円程度で、欧米勢が売る700億円前後のシステムに比べて7割安くする。

 まず国内で1号機を打ち上げ、その後は新興国に輸出する計画だ。新興国では安価な人工衛星システムへのニーズが高い。各国は防災や災害時の救援活動のほか、地下資源の探査などに活用したい意向だ。

これは安いですね。SPRINTシリーズの応用でしょうか。1号機というのはASNAROあたり? イプシロンとセットに出来れば面白くなりそうです。

 エジプトは日本に対し、総額50億円で人工衛星システムを発注したいと打診している。ブラジルからは共同開発を持ちかけられているほか、ペルーとも情報交換を進める。政府間で交渉中のベトナムからまず受注し弾みをつける。政府は軍事利用を防ぐため、輸出の際には相手国と協定を結ぶなどする方針だ。

色々引き合いが来ているようです。