はやぶさ後継機に30億円 レアアースには23億 [共同]

おおっ!

 政府は21日、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」の開発に向け、来年度予算に30億円を計上する方針を固めた。レアアース(希土類)など海洋資源の探査システムの構築には23億円を盛り込む。

 はやぶさ2は、6月にはやぶさが地球に帰還し、「国民に夢や感動を与えた」として後継機の開発促進を求める声が高まっていた。文部科学省が特別枠で30億円を要求、全額が認められた。

 はやぶさ2は2014年度に打ち上げられ、18年に探査対象の小惑星「1999JU3」に到着。周辺観測や岩石資料の採取を試み、20年の地球帰還を目指す。

政策コンテストで「はやぶさ2」も入った枠はB判定でしたが、少なくとも「はやぶさ2」は満額通ったようです。これでついにスタートを切れる!
ただし再来年度以降の予算はどの枠で取るのかが気掛かりです。

はやぶさ効果、科研費大幅増 メリハリで科学技術予算総額は減 [産経]

 政府は21日、平成23年度予算案で、文部科学省が要求していた大学研究者への助成金「科学研究費補助金科研費)」について、22年度予算の2千億円から大幅に増額する方針を固めた。一方で、科学技術関連予算の総額は、前年比2〜3%減の1兆3千億円前後で最終調整に入った。科学技術予算の削減は2年連続だが、科研費に加え、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機開発予算などは確保し、メリハリを効かせた。

 科研費について文科省は、23年度概算要求で前年度比100億円増の2100億円を要求。22年度は30億円増だったが、これを大幅に上回る見通しだ。政府の事業仕分けは科学技術予算に厳しい判定だったが、研究者などからの批判が強く、科研費には重点配分を続けることにした。

 これに対し、最近20年間で約3倍に増えた科学技術予算の総額は、民主党政権下の22年度予算で、前年度比3・3%減の約1兆3300億円とマイナス。22年度補正予算ではスーパーコンピューターや宇宙開発に1100億円を盛り込んだものの、23年度予算は一部を補正予算に前倒ししたとみなし、22年度に引き続き減額が決まった。

一方で科学予算全体は前年度に引き続き縮減。「はやぶさ効果」は結構ですが、ではもし「はやぶさ」が帰還に失敗していれば、あるいは順調に飛行して2007年に早々帰還していたとしたら、果たして。