「はやぶさ2」来年度予算関連

とりあえず閣議決定は通ったので来年度はOK。

文教・科学技術予算 (5,286kb) [財務省]

こちらは予算案。超読みにくいですがw、16p・72p目に「はやぶさ2」関連が載っています。平成26年度の打ち上げを念頭に、23年度は探査機本体とインパクタの開発を行ない、また地上系設備の整備やロケット系の調達を実施するそうです。運用費を除く総額は約280億円となっていますが、以前の資料では探査機本体が148億円でしたので打ち上げ費用が100億円として30億円ほどが何らかの費用として発生しています。これは地上系設備に関係するのでしょうか?

はやぶさ2」関連は満額30億円、GCOM-Wは補正前倒し含め115億円。こちらはもう来年度打ち上げですしね。また宇宙関連予算総額では補正を含め+66億円の1866億円となっています。

平成23年度文部科学省予算主要事項 (PDF:906KB) [文部科学省]

22p目に宇宙開発関連が載っています。次期電波天文衛星ASTRO-H・水星探査機BepiColomboも同様にそれぞれ約30億円付いています。「ロケット・衛星に係る信頼性向上プログラム」というのは枯渇部品の調達や上段ロケット高機能化などでしょうか。衛星に関しては確か以前から水平展開を行なっていますね。「グリーンイノベーションに貢献する地球観測衛」はALOS2やGCOM・GPMなどでしょうか。イプシロンロケットには約38億円付くようです。後継機の検討なども予定されている準天頂関連には約13億円。
HTV-Rについては…5000万円とありますから残念ながら以前の「はやぶさ2」と同じように実質先送りですね。是非2号機を成功させて勢いを付けたいところです。

平成23年度文部科学省予算(案)の重点事項 (PDF:158KB) [文部科学省]

こちらには政策コンテストの結果を受けての査定が載っています。