陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による霧島山(新燃岳)噴火における緊急観測結果(4) [EORC/JAXA]

宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)では1月21、23、24、28、29、30日、及び31日に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)による緊急観測を実施し(1)(2)、またLバンド合成開口レーダ(PALSAR;パルサー)による緊急観測を1月27、29、30日(3)、及び2月1日に実施しました。ここではPALSARによる1月27、29日、及び2月1日の緊急観測結果を示します。

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による霧島山(新燃岳)噴火における緊急観測結果(5) [EORC/JAXA]

今回の観測の直前、2月2日午前10時47分にも7回目の爆発的噴火が起きました。宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)では1月28, 29, 31日に引き続き、2月2日午前11時2分頃に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載のパンクロマチック立体視センサ(プリズム) *1と高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)*2により現地の緊急観測を実施しました。

昨日と今日、PALSARとAVNIR-2・PRISMで新燃岳を観測したようです。溶岩ドームが火口いっぱいに広がっています。PRISMとAVNIR-2による観測が行なわれる15分前に噴火が始まったらしく、猛烈な噴煙が上がっていますね。ニュースでも見ましたが10kmぐらい離れていても分厚いガラス窓が空振で吹っ飛んでしまい、火山灰で屋根から道路まで辺り一面砂場のよう。長期化したらどうなるんですかこれ…