東北地方太平洋沖地震関連 2011.03.19

巡視船 大津波乗り越える瞬間 [NHK]


横向いてたら間違いなく転覆ですので、津波に対して直角にすることで乗り切っています。これが数分後に相馬市を襲ったのかと思うと…。しかしこう言ってはなんですが、一連の映像は膨大な資料ですね。今後の津波対策も一気に進められることになりそうです。

東日本大震災:福島第1原発事故 米軍無人機の映像、日本政府が公開に慎重 [毎日]

 日本政府が、米空軍無人偵察機グローバルホーク」が撮影した福島第1原発上空の映像の提供を受けながら、公開に慎重姿勢を見せていることが関係者の証言で分かった。米軍側は「あくまで日本側の判断」とし、提供した映像の公開を承認している。

 無人機が搭載する高性能のカメラは「車のナンバーが読み取れるほど鮮明」(米空軍)で、映像は原発施設の内部状況をほぼリアルタイムでとらえており、専門家の分析にも役立つ可能性が高いという。

うーん、アメリカ側は認めてるんですよねえ。ただまあこのレベルの空撮となると相当詳細でしょうから分からなくもありませんが、ちゃんと対策に活用してるんでしょうか?

30キロ超望遠カメラ、NHKの秘密兵器 [産経]

 同システムは2000年に、NHKが天文観測や災害撮影用として昭和機械製作所、テクニカに開発を依頼。コンピューターによってスムーズな操作ができる上に、撮影困難な遠くて暗い被写体を鮮明に映し出すスーパーカメラとして02年に完成した。

 現在、世界に3台しかなく、そのすべてをNHKが保有。価格は1台3000万円で、最大1250倍のズームを備え、100キロ離れた地点までの撮影が可能という優れものだ。製作関係者によると、縦横3ミリ程度の新聞文字が、200メートル離れた地点から撮影できるという。

見ました見ました。「鮮明化しています」なんてテロップが出てましたが、それにしたって30kmの超望遠ですよ。ディテールもかなりクリアですしヘリで撮ってるんでしょうに全くブレませんし、NHKの本気という感じです。

NHKのジオラマが進化 [ニュー速クオリティ]

こちらのクオリティも相変わらず。

自衛隊 放水活動の映像を公開 [NHK]


建屋の吹っ飛んだ3号機のすぐそばからの放水作業。迫真の映像です。

1・2号機は通電可能に 福島第一原発、ケーブル接続 [朝日]

 電源を最初に引き込むのは2号機。19日午後1時半ごろに接続が終わった。建屋を調べたところ、設備の被害は比較的少なく、複数のポンプの電気系統も正常らしいこともわかった。

 ただ、予期せぬ故障をしている可能性もあり、電源を入れて作動させる前に一つ一つ確認する作業が必要だ。ポンプが損傷している場合に備え、炉水を循環させて熱をとるための代替用の仮設ポンプを約20台準備している。

よっし! 電気系へのダメージはあまり大きくなかったようです。動いてくれ!

東京消防庁放水「恐怖心を克服、プールに命中」 [読売]

 会見に出席したのは、現場に行ったハイパーレスキュー隊の冨岡豊彦(47)、高山幸夫(54)の両隊長ら。オレンジ色の作業服姿に黒いブーツを履いた冨岡隊長は大変だったことを尋ねられると、「隊員の士気が高いので……」と切り出し、絶句。しばらく声を詰まらせた後、「家族ですね。本当に申し訳ない。この場でおわびとお礼を申しあげたい」と唇を震わせながら目に涙を浮かべた。

 高山隊長は、「(放射能という)目に見えない敵との戦いだった。短い時間で活動を終了するのが大変だった。仲間のバックアップがあったから良かった」と話した。

危険極まりない作業、本当に有り難うございます。

再延長要請で未明も放水 福島第1原発3号機に [共同]

 冷却機能を失った東京電力福島第1原発3号機の使用済み燃料貯蔵プールに向けた東京消防庁の連続放水は20日未明も続いた。19日午後2時ごろに始まった放水は当初、7時間の予定だったが、政府の要請で20日午前0時半まで延長。さらに政府が再延長を求めたため午前3時40分ごろまで継続した。

 総放水量は2000トンを超えたとみられ、3号機の貯蔵プールの容量(約1400トン)を上回った。放水は開始直後から無人で行われている。

3号機に放水後 放射線量減少 [NHK]

19日午後2時すぎから、東京消防庁無人の放水車を使って、断続的に20日午前3時40分まで放水しました。経済産業省原子力安全・保安院によりますと、3号機から北西におよそ500メートル離れた地点で測定した放射線の量は、19日午後9時に2906マイクロシーベルトと、放水が始まる前より500マイクロシーベルト余り下がるなど、減少傾向にあることが分かりました。

プール内、十分な水を確保か 防衛相「放水で効果」 [朝日]

 関係者などによると、19日に陸上自衛隊のヘリコプターで上空約300メートルからそれぞれの原子炉施設の表面温度を計測したところ、広範囲で冷却水の上限値(65度)を下回る40度以下を示したという。

 同省によると、使用した機材は建物に屋根がない場合、鉄骨などではなく、内部の空間の温度が計測できるという。

 調査結果を受けた同日の記者会見で北沢俊美防衛相は暫定的な分析と断った上で「一定の水量を確保できていたと考えている。(自衛隊東京消防庁などによる放水で)効果が上がっているのではないか」との考えを示した。

事態好転の“切り札”「屈折放水塔車」命中率向上・危険性軽減 [産経]

 屈折放水塔車は「ブーム」と呼ばれる折り畳み式のパイプを上に伸ばし、最高で地上22メートルの高さから毎分3・8トンの水を放つことができる。

 放水塔車に水を送り込むのが、送水車「スーパーポンパー」だ。ホース延長車があれば、最長で2キロ先の水源から水を供給できる。送水車は原発敷地内の岸壁から海水をくみ上げ、敷設した長さ800メートルのホースを放水塔車につないだ。

 これまで放水作業にあたってきた自衛隊の消防車両や警視庁の高圧放水車では、地上からの「打ち上げ」になる上、タンクの容量から1回に1、2分の放水しかできなかった。また、有人操作のため被曝の危険性も高かった。

放水を自動化することで約2千トンの海水を放水したそうです。物凄いですね! ただし中継車にホースをつなぎ合わせたりする作業は人力になるので当然危険は高いです。総力戦が続きます。

無人放水設備、米が4機提供へ [読売]

海外からも続々と増援が。

福島第1原発:米ISISが衛星写真公開 白煙確認されず [毎日]

16、17日撮影の写真で白煙が上がっていた3号機、4号機で白煙は確認されなかった。16、17日時点で建屋の破損箇所から白煙が漏れていた2号機は、18日時点でも依然、白煙が上がっていた。

原発への自衛隊の放水作業、映像公開 [MBS]

 こうした中、福島第一原発4号機の状態を赤外線で調査した結果、使用済み核燃料の保管プールの外に強い発熱体があるとみられることがわかりました。これは赤外線センサーを積んで上空を飛んだアメリカの無人偵察機や衛星などからの情報を分析した結果、わかったもので、確認を急いでいます。

自衛隊 4号機への放水決める [NHK]

4号機の状況が気になりますね。明日からはこちらへも放水作業が行われるようです。

5号機 冷却機能が改善傾向に [NHK]

福島第一原発5号機は、地震のあとすべての電源が使えなくなり、唯一動いていた隣の6号機の非常用の発電機を共用で使って、原子炉や使用済み燃料プールを冷やしていましたが、電源が十分でなく、プールの水温が上がり続けていました。19日に新たに復旧した6号機の非常用発電機を使って、5号機の燃料プールの冷却用のポンプを動かした結果、上昇が続いていたプールの水温が下がり始め、19日午前5時の時点で68度8分だった水温は、13時間後の午後6時には48度1分と20度余り下がりました。さらに、19日午後10時には、6号機の使用済み燃料プールの冷却ポンプも動き始め、6号機についてもプールの水温を下げる条件が整いました。

こちらはかなり改善してきていますね。炉内の温度も若干上がっているようですがまだ対処はしやすそうです。

東電の発電能力、震災前7割に回復へ 2火力再開で [日経]

 地震で停止した東電の発電所は福島第1、第2原子力発電所(計900万キロワット強)と、東扇島、鹿島、広野(福島県広野町)、常陸那珂(茨城県東海村)の4カ所の火力発電所など。このうち、東扇島の発電能力は全体で約200万キロワット、鹿島全体で約400万キロワット。2つの火力発電所が全面的に再稼働すれば、合計で約600万キロワットの発電能力を上積みできる。

 東電は通常、冬場で5000万キロワット、夏場で5500万〜6000万キロワットの電力供給力が必要。電力不足を完全に解消するには時間がかかる見通しで、東電は「夏には東京都の千代田、中央、港の3区を除く20区でも本格的に計画停電を実施せざるを得なくなるだろう」としている。

当面の電力不足を火力で補う方針のようですが、今年の夏は厳しいことになりそうです。

「186時間ぶり救出」は勘違い!? 男性、避難所から自宅に戻る [産経]

 宮城県気仙沼市陸上自衛隊に「約186時間ぶりに救出された」とみられていた男性は、被災後にいったん家族と避難所に退避したが、その後、何らかの事情で自宅に戻った可能性が高いことが19日、分かった。

 男性の両親によると、男性は地震当日から家族とともに避難所で過ごし、18日昼ごろ「自宅を片付けに行く」と言って外出し、戻っていなかったという。

これは言い出せないww しかし何かどうしても片付けたいものがあったのでしょうか。僕も心当たりが無くもないので常日頃から対策を考えておく必要があります。

岩手、自衛隊が入浴サービス 「最高です」と、被災者 [共同]

恒例の自衛隊風呂が展開されているようです。風呂は本当に生き返りますよ。寒いのもありますしね。英気を養ってください!