震災後の衛星写真 2011.03.22

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による東北地方太平洋沖地震の緊急観測結果(13) [EORC/JAXA]

宇宙航空研究開発機構JAXA)では、2011年3月12日、3月14日、3月16日、3月17日に引き続き3月19日10時16分頃(日本時間)に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)*1により、現地の緊急観測を実施しました。本日の観測は、雲が少なく岩手県から千葉県の沿岸付近を確認することができました。

岩手から千葉にかけての海岸線を一気に観測しています。膨大な量の比較画像が上がっています。防波堤を越えて市街地が壊滅してしまっている様子、そもそも防波堤が破壊されている様子、海岸線が消えている様子、漂流物が溜まっている様子などが見て取れます。ただし全体として徐々に浸水が引き始めているようです。