技術試験衛星VIII型「きく8号」(ETS-VIII)による岩手県上閉伊郡大槌町への人工衛星回線の接続開始について [JAXA]

JAXAでは、岩手県災害対策本部より要請を受けた文部科学省の依頼に基づき、本日4日、大槌町中央公民館に「きく8号」の地上アンテナと可搬型通信実験用端末を設置し、大槌町中央公民館-筑波宇宙センター間において、(独)情報通信研究機構NICT)の協力の下、「きく8号」による最大384Kbpsの衛星通信回線を接続しました。

大槌町中央公民館は、現地対策本部であるとともに多くの被災者の避難所となっており、「きく8号」の特徴である移動・設置が容易な小型の可搬型通信実験用端末により、避難されている方々が利用可能なよう2Fホールに人工衛星通信回線に接続したPCを設置しました。
これにより、避難されている方々のインターネットによる生活に関する情報収集、避難名簿確認等の利用が開始されました。

大船渡市に続き大槌町でも避難所で「きく8号」の回線が提供され始めたようです。設置が楽というのが大きいですね。