南極の隕石から新種の鉱物発見 NASAの邦人研究者 [共同]

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は5日、ジョンソン宇宙センターの中村圭子研究員がリーダーを務める研究チームが、南極で見つかった隕石の中から新種の鉱物を発見したと発表した。

 隕石は太陽系誕生から間もない約45億年前にできたと考えられ、太陽系の成り立ちの解明に役立ちそうだ。研究には東北大も参加した。

 研究チームは、1969年に日本の南極探検隊がやまと山脈で発見した隕石を、透過型電子顕微鏡を使って分析。

 隕石の中に含まれる非常に小さな粒を調べた結果、硫黄とチタンの2種類の元素からできた独特の結晶構造を持つ新種の鉱物であることを突き止めた。

これは凄いですね。40年前に発見した隕石で見つかったというのも驚きですが、やはり小惑星には更に希少な鉱物が眠っていると思わずにいられません。ちなみに日本は世界で最も多くの隕石を保有しているそうです。