中国の衛星破壊実験の破片、国際宇宙ステーション脅かす [朝日]

 弾道ミサイルで破壊された気象衛星「風雲1C」の破片で、大きさ約15センチ。大きい破片などの宇宙ごみデブリ)は発生時から追跡されており、接近がわかったときISSは軌道を変更して避けるが、今回は時間的余裕がなかった。

 米航空宇宙局(NASA)によると、実際に乗組員が緊急避難することはまれだ。また風雲1Cの破片は、過去にもISSに接近したことがある。

国際宇宙ステーションに宇宙ゴミが接近 [CNN]

NASAは、破片が接近しているのを発見し、ISS滞在中の宇宙飛行士に対し、万が一の場合に備えてロシアのソユーズ宇宙船への緊急避難計画を立てるよう命じた。しかし、軌道計算の結果、破片はISSのごく近くを通過するものの避難の必要はないことが分かり、警報解除信号を出したという。破片はISSから6.07キロの距離にまで接近した。

現在のISS長期滞在乗組員は、C・コールマン宇宙飛行士(NASA)、ドミトリー・コンドラチェフ宇宙飛行士(ロシア)、パオロ・ネスポリ宇宙飛行士(欧州宇宙機関)の3人。

どうやら計算の結果、大事には至らないという予想に修正されたようですが、ISSの軌道を修正する時間は無かったそうです。危なかったですね。