東北地方太平洋沖地震関連 2011.04.14

海峡の底出現 引き波後に津波激突 仙台の写真家撮影 [河北新報]

 東日本大震災で、宮城県牡鹿半島金華山の海峡で海底が見えるほどの引き波が発生し、南北から押し寄せた津波が激突する様子を、仙台市青葉区の元NHKカメラマンで山岳写真家の東野良さん(66)が撮影した。

なるほど、島を挟んで両側から海峡に津波が押し寄せたためこういう現象が起きたわけですね。モーゼとはよく言ったものです…。

風評被害、日本の工業製品にも 8カ国・地域が輸入規制 [朝日]

 菅直人首相はこのほど、欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長との電話協議で、日本製品への冷静な対応を要請。枝野幸男官房長官も記者会見で「海外での事実と異なる報道に、かなり厳しく対応しないと風評は止められない」と述べてきた。

 経営者も風評被害の打ち消しに躍起だ。日本自動車工業会志賀俊之会長(日産自動車最高執行責任者)は震災後、自動車メーカーの工場などで放射線の検出はないと国内外向けにコメントを出した。

 ただ、各国とも国内総生産(GDP)で世界3位の日本経済が悪化し、リーマン・ショックから持ち直しつつある世界経済を停滞させることまでは望んでいない。5月にフランスである主要国首脳会議(G8)では、風評被害を防ぐ議論もされる方向だ。

先方が納得するような受け入れ基準を徹底して提示していくしかないですね。

放射能という“目に見えない恐怖”がもたらすストレスの脅威 [日経]

現状ではこのストレスが最も健康に悪そうな気がします。

溶融燃料「粒子状、冷えて蓄積」1〜3号機分析 [読売]

 専門委では、東電や経済産業省原子力安全・保安院などが公表したデータをもとに、原子炉の状態を分析した。

 それによると、圧力容器内の燃料棒は、3号機では冷却水で冠水しているが、1、2号機は一部が露出している。1〜3号機の燃料棒はいずれも損傷し、一部が溶け落ちている。溶融した核燃料は、冷却水と接触して数ミリ以下の細かい粒子に崩れ、燃料棒の支持板や圧力容器下部に冷えて積もっていると推定している。これは、圧力容器下部の水温が低いこととも合致している。沢田隆・原子力学会副会長は「外部に出た汚染水にも、粒子状の溶融燃料が混じっていると思われる」と説明した。

溶けて固まってるわけではないのなら、言われているような再臨界の可能性は低そうではありますが… 特に圧力抑制室付近がダメージを負っていると思われる2号機ではかなり漏れ出ていそうです。

福島原発の非常用電源、高台に 余震・津波に備え [日経]

 東電は福島第1原発の非常用ディーゼル発電機を15日にも高台に移動させる。地震発生時に津波警報や注意報が出ても、作業員の安全性を確保しながら、電源を途絶えないようにする。11日の余震で一時、電気がこなくなった外部電源についても19日までに複線化する予定。

いつまた津波を伴ったでかい余震が来るとも知れませんし、絶対切ることの出来ない生命線ですよね。ポンプは大丈夫なんでしょうか。