東北地方太平洋沖地震関連 2011.04.15

「かもめの玉子」の社長さんが撮影した津波の動画が話題に たった数分で街が・・・ [ニュース2ちゃんねる]

あの「避難」の動画を撮影されたのはかもめの玉子の人だったそうです。その続きの動画がアップされてますが、本当にあっという間に街が飲み込まれていきます。背負ってきたものが一切合切流される光景に思わず…。
幸い高台の工場が生き残っていて、操業を再開したとのことです。

東電、7月までに5200万kW確保へ 節電目標縮小も [朝日]

なんだかんだで少しずつ上がってきてますね。

放射性物質:顔料使ってセシウム汚染水浄化 東工大が開発 [毎日]

 チームは、青色顔料の一種「紺青」の主成分「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働きがある点に着目。汚染水にこの顔料を混ぜ、遠心力で分離した後、セシウムとともにフィルターでこし取るシステムを開発した。

 実験では、化学的な性質が同じで放射線を出さないヨウ素セシウムストロンチウムを海水に混ぜ、同原発の高濃度汚染水に相当する模擬汚染水(ヨウ素セシウム各10ppm=1ppmは100万分の1)を再現。模擬汚染水100ミリリットル当たり顔料1グラムを入れたところ、処理後の水から検出されたセシウムの濃度は1万分の1以下となり、ほぼ100%除去できた。

 ヨウ素ストロンチウムは除去できないが、ヨウ素半減期が8日と短いため問題は小さく、ストロンチウムセシウムに吸着する性質を使って除去率を上げることは可能だ。

 泥水の浄化などに使われる既存の可動式装置を使えば毎時最大300リットルを処理でき、処理後の水は原子炉の冷却水に再利用する方法が考えられるという。

仕事速いですね! 皮肉とかじゃなしにこれからの日本、もしかしたらこういう技術が急速に伸びてくるかも知れませんね。

福島第1原発:綱渡りの汚染水処理 移送先確保急ぐ [毎日]

 2号機では、原子炉由来の高濃度汚染水が、タービン建屋(約2万トン)を通じてトレンチに流れ込み、さらに先のピット(立て坑)の亀裂から海に流出。止水工事の結果、トレンチ内の水位は7日午前7時までの24時間で約5センチ上昇し、別の場所へ移す必要が出た。

 最初の移送先は復水器(約3000トン)で、12〜13日に660トンを運び、地表面からの水位は6〜8センチ下がった。しかし残り2000トン以上あるはずの容量がほとんどないことが判明。14日以降、移送を取りやめた結果、15日朝は移送前より1センチ高い90センチになった。

ううむ、ジレンマ。

4号機の内部映像、プール水の採取も [TBS]


4号機プールの映像が公開されています。3号機に比べるとあまり瓦礫が多くなく水面も濁ってはいますがはっきり見えますね。

放射性物質吸着へ鉱物を投入 [NHK]

放射性物質が海で広がるのを抑える対策の一つとして、汚染水が流出した場所の周辺に、新たに「ゼオライト」という鉱物を土のうに詰めて投入する作業を15日から始めました。ゼオライトは、汚染物質を吸着する材料として広く使われていて、今回は、半減期が30年と長く環境中に残るおそれのあるセシウム137などを取り込むことが期待されています。東京電力は、原発の取水口の近くに100キロのゼオライトを詰めた土のうを合わせて10個投入する予定で、定期的に引き上げて、表面の放射線量を測り、効果を確認するとしています。

放出した後ではありますが。

事故原発“ボイコット”寸前…所長ブチ切れ「やってられねぇ!」 [ZAKZAK]

 この前日、テレビ会議で吉田所長は原子炉へ窒素注入を実施するのか質問した。東電幹部は「いち早く1号機に実施しなければならない」と、準備を開始するよう指示。これに対し、吉田所長は「予想もつかないことをやることは大きなリスクだ」と事故後初めて声を荒らげた。

 そして5日。吉田所長は抗議の意味も込めたのか、サングラス姿で会議に臨んだ。前日に続き、本部が窒素注入開始への説得に入ると、「危険なところへスタッフを行かせられない」「それでも窒素封入(注入)をやれというのなら、俺たちはこの免震棟から一歩も出ない!」と怒りを爆発させたという。

 1979年に東電入りした吉田所長は、入社直後に第1原発2号機の建設にかかわった。本社で原子力設備部長などを歴任したが、社歴の半分以上は福島で生活した。昨年6月25日、第1原発所長に就任。大事故が「第2のふるさと」という福島で起きたやりきれなさ。そして、震災後の対応による疲労がピークに達し、感情的になってしまったのかもしれない。

 結局、7日未明になり、1号機への窒素注入は「新たな水素爆発をふせぐため」として敢行。この間、東電本社は本部で説明にあたっていた技術者を第1原発に派遣し、吉田所長を説得、予定された作業は本部の指示通りに実施された。

もともとこの作業自体水素爆発を予防するためのものですが、窒素を注入するための開口部を開いて火花が散り中の水素に引火して格納容器がドカン、という危険性もあるわけで、遠くから「やれ」と言われてそのリスクはどうなんだという話はもっともな気がします。現場だけじゃ収まらない話ですし。

福島原発に命がけの放水、あの隊長が激白 [日経ビジネス]

 原発事故の対応で不思議だったのは、なぜ指示を出す人が現場に行かないのかということです。設備の損傷やがれきの状況など、現場に行かなければ分からないことがたくさんあります。トップの顔が見えないのは、現場も不安になります。(政府や東電が)危機対応をできないのであれば、防災のプロが司令塔になることも必要かもしれません。

 強調したいのは、東電の現場社員は死に物狂いで頑張っています。我々の放水活動でも安全な道を案内してくれたり、常に手元を照明で照らし続けてくれました。今回は消防だけでなく、東電社員たちの協力があったからこそ原発危機に立ち向かうことができたことを、みなさんには分かってほしいと思います。

命張ってるわけですしね。危機感が全然違ってくるでしょうし精神論とばかりは言えません。

最大線量は東電社員 注水やベントに従事 [産経]

 保安院などによると、従来の上限である100ミリシーベルトを超えた作業員は13日までに28人に上り、うち東電社員は25人。注水作業やベント、タービン建屋などの放射線量測定に従事している。ほか3人は、3月24日に3号機のタービン建屋地下で被曝した東電の「協力企業」の関電工と下請けの男性で、外部被曝の線量は173〜180ミリシーベルトだった。

上に関連してこんな記事も。巷じゃ現場にいるのは下請けばかりとか散々言われてたりしますが、社員も最前線で作業しているようですよ。