東北地方太平洋沖地震関連 2011.04.19

死因の92%は水死 被災3県の検視結果 [朝日]

 警察庁は19日、東日本大震災で、岩手、宮城、福島の3県で4月11日までに確認された死亡者1万3135人の検視結果を発表した。死因は水死が1万2143人と92.4%を占め、津波の被害の大きさが改めて確認された。性別では男性が45.5%、女性が53.6%。年齢層では、60歳以上が65.2%を占めた。

 水死を県別にみると、比率が最も高いのが宮城の95.7%。岩手は87.3%、福島は87.0%だった。

やはり今回の震災はほぼ津波だったんですね。耐震までは良かったのですが…

つくば市、福島からの転入者に放射能検査要求 [読売]

 茨城県つくば市が、東京電力福島第一原発の事故で福島県から避難して転入する人たちに、放射能汚染の有無を確認する検査を受けた証明書の提示を求めていたことが18日、わかった。

 市側は「市民に無用な不安を与えない目的だった」としているが、転入者からの抗議を受け、検査を求めないことにした。

 つくば市によると、市民課長名で3月17日、福島からの転入者にスクリーニング検査を求めることに決め、担当する窓口へ通知した。窓口の担当職員が、転入者に消防本部や保健所で検査を受け、証明書をもらうように指示するなどしていたという。原発事故が起きてから、つくば市には福島県いわき市などからの住民が避難している。

 今月11日、つくば市内の研究機関に就職するため仙台市から転居してきた男性(33)が証明書の提示を求められ、このことを茨城県に訴えたことから問題が発覚した。つくば市の岡田久司副市長は、「放射能汚染について、誤解があったと認めざるを得ない」と釈明した。

転入者に放射線検査の証明要求 「勘違い」つくば市謝罪 [朝日]

 同市では、福島第一原発で大規模な水素爆発があった3月14日以降、福島県などから一時は約600人が避難してきた。避難所に入る際には任意でスクリーニングを受けるよう呼びかけ、受けた人には、異常がないことを示す証明書を配布した。転入希望者についても17日、健康確認のため保健所で任意で検査を受けるよう呼びかけることを市民課が5カ所の窓口センターに文書で通知した。

 検査の実施や異状の有無は転入者の受け入れと一切関係ないが、市の説明によると、窓口センターの一部の職員が証明書を転入の条件と勘違いし、転入者に提示を求めたという。今月11日に仙台市から転入を希望した男性から抗議を受け、発覚。男性の転入届も受け付けたという。

 茨城県は3月17日、県内の市町村長に対して、県外からの避難者へのスクリーニングは不要との通知を出している。

なんか勘違いだったそうですが、そもそもこの記事に出てくる人は宮城県から来た人ですし… 転入してくる人の肉を食うわけでもないのに1か月も経ってどんだけ過剰なのって感じです。そもそもつくば方面も結構飛んでたんじゃないですか? まあ自分はむしろ宇宙センター参りに行きたいくらいですけど。展示館も再開したようですし。

レンズがくもって…放射線量データ読み取れず [読売]

 東京電力は19日、福島第一原子力発電所2号機の原子炉建屋で実施した放射線量の調査で、データが十分取得できなかったことを明らかにした。

 調査は18日、遠隔操作ロボット2台を使って行われた。東電社員らが映像を確認しながら、マジックハンドで建屋入り口の扉を開けて進入。放射線量の表示部をカメラで撮影しようとしたが、建屋内の湿度が94〜99%と高く、入り口近くで毎時4・1ミリ・シーベルトを観測した後はレンズがくもり、データを読み取れなくなった。

 17日に調査した1、3号機では毎時10〜57ミリ・シーベルトという高い放射線量が検出されており、3号機では建屋内に多数の落下物が散乱していることも確認された。原子炉格納容器の下部にある圧力抑制室が破損している2号機では、建屋奥の放射線量はさらに高い可能性がある。東電は19日、建屋内部の写真を公表し、「2、3号機の建屋内の状態が悪く、このままでは作業に入れない」との見解を示した。

2号機はやはり蒸気の形で漏れ出してるんでしょうかね。