インド、地球観測衛星などを打ち上げ [sorae.jp]

インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間4月20日10時12分(日本時間13時42分)、インドの地球観測衛星「リソースサット2(Resourcesat 2)」と2基の小型衛星を載せたPSLVロケット(PSLV-C16)を、サティッシュ・ダワン宇宙センター(SDSC)から打ち上げた。

打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約18分後に「リソースサット2」を軌道に投入し、その後、2基の小型衛星をそれぞれ切り離し、打ち上げが成功した。PSLVの打ち上げは昨年7月以来、約9ヶ月ぶり。

「リソースサット2」はインドが開発した地球観測衛星で、重さ約1200kg。解像度約5mのカメラを搭載し、土壌や水などの自然資源をモニターリングし、都市や地方の道路管理にも使用されるという。

一方、相乗りした2基の小型衛星はそれぞれ、インドとロシア共同開発した科学衛星「ユースサット(YOUTHSAT)」とシンガポール地球観測衛星「Xサット(X-SAT)」である。

なお、今回の打ち上げはPSLVロケットにとって18回目の打ち上げで、1994年の初成功以降、17回目の連続打ち上げ成功である。

去年は静止衛星用のGSLV打ち上げに2回連続失敗しましたが、低軌道用のこちらPSLVは17回連続成功中。