東北地方太平洋沖地震関連 2011.04.22

福島の女性遺体、茨城沖に 津波で120キロ流される [産経]

 茨城県ひたちなか市の沖合約60キロの太平洋で12日に女性の遺体が見つかり、県警は22日、身元が東日本大震災で被災した福島県南相馬市鹿島区南右田、漁業宮本恵子さん(63)と判明したことを明らかにした。遺体発見場所は自宅から120キロ以上離れている。茨城県沖で県外の犠牲者が見つかったのは初めて。

 茨城県警によると、宮本さんは3月11日、自宅にいた際に津波にさらわれて行方不明になり、捜索願が出ていた。

 遺体は海上を漂流しているのをタンカーが発見。傷みが進んでいたため身元確認は難航したが、歯の治療痕などから本人と分かった。夫が遺体を引き取った。

自宅から120km離れた洋上て…。でも見つかって良かったです。おそらくかなりの数の人が沖合いに持って行かれているのではないでしょうか。

福島ナンバー拒否、教室で陰口…風評被害に苦悩 [読売]

腐ってますねえ。しかもよりによって首都圏でというのが最高に香ばしい。

「揚水発電」をカウントすれば原発なしでも夏の電力間に合う [NEWSポストセブン]

なかなか無茶おっしゃいます。発電所だってメンテはいりますし、そんなカツカツで運用出来はしないでしょう。水だって天気次第ですし、何かの拍子で即停電。

風力発電で原発40基分の発電可能 環境省試算 [朝日]

 試算によると、固定価格買い取り制度など震災前に政府が決めていた普及策だけでも、風力なら日本全体で約2400万〜1億4千万キロワット分を導入できる。風が吹いているときだけ発電するため、稼働率を24%と仮定。それでも出力100万キロワットで稼働率85%と仮定した場合の原発約7〜40基分に相当する。

7〜40基分ってずいぶん振れ幅大きくないですか。それも1つの県を埋め尽くすくらいの勢いで建てる計算で。

福島1号機、実質的に水没冷却 格納容器に水たまる [日経]

 東京電力は22日、福島第1原子力発電所1号機で原子炉格納容器にかなりの水がたまっているとの認識を示した。核燃料棒を収めた圧力容器の下部に迫る水位があった。冷却水の注入が続く圧力容器から漏れた水が、圧力容器を水没させて冷やす対策につながるとみている。事故収束の工程表で3カ月以内の実行を約束した「水棺計画」に位置付ける方針だ。

早っ!と一瞬思いましたが、文字通り圧力のかかっている圧力容器よりずっと注入しやすいんでしょうね。問題は構造部分の強度ですが。

王国の威信回復かけ…国産ロボット、福島原発に投入へ [朝日]

あったんかい!

 投入されるのは、千葉工業大未来ロボット技術研究センターの小柳栄次副所長や東北大の田所諭教授らが開発した災害救助用ロボット「Quince(クインス)」。長さ66センチ、幅48センチの車体に戦車のようなクローラー(無限軌道)が大小五つ。カメラやセンサー、ドアノブを回すアームも備えている。

 2009年のロボカップレスキュー世界大会では運動性能部門とアームの性能部門で優勝した。米国の模擬災害現場で実験した際、がれきの走行や階段や坂を上る性能などで米国製を圧倒したという。

 今回の原発事故に対応するため、無線操作できる距離を2キロに延長、有線でも使えるよう改造した。遠距離操作できるよう、強い電波の使用も特別に認められた。日本原子力研究開発機構の研究所で放射線の耐久試験も。5時間かけて10万ミリシーベルトをあてても問題なかった。作業員の被曝(ひばく)線量の上限の400倍に相当する。

放射線もクリアしているそうです。性能も申し分ないようですね。

 「日本は実績がないから、東電は外国製を使いたがる」。東京工業大の広瀬茂男教授は嘆く。欧米のロボットは戦場での経験があり、核戦争を前提にした試験も受けているとされる。

(;´Д`)…。

検証・大震災:不信洗った、ヘリ放水 原発から白煙…政権「世界に見放される」 [毎日]

是非は置くとして、こういう局面でもあったようです。