KSLV−II、人工衛星搭載して21年に打ち上げへ [東亜日報]

KSLV−IIは、最上段部(3段)に1.5トン級の人工衛星を搭載して同衛星を目標軌道に乗せる任務を帯びている。教育科学技術部は21年に全羅南道高興(チョルラナムド・コフン)の羅老(ナロ)宇宙センターでKSLV−IIを打ち上げることを目標に、計1兆5000億ウォンを投入する計画だ。

韓国航空宇宙研究院(航宇研)は今年2月、KSLV−IIの基礎設計を終えた。滑らかな円筒の上にノーズ(三角錐)を載せ、全体的な形は羅老号に似ている。しかし、サイズは大きくなり、パワー(推進力)も一段と強くなった。

航宇研のチェ・グァンレ発射機体研究本部長は25日、「昨年3月から研究者200人あまりが1年間、電子や熱力、空力、エンジンなど、発射機体各部のサイズを綿密に計算した」とし、「その結果を合計したところ、当初45メートルと見込んでいた発射機体の長さが5メートルほど長くなった」と説明した。打ち上げの際の衝撃などで、各部分が互いに影響し合うことがないよう、余分なスペースを入れた結果、総延長が50メートルに決まったという。総延長が33.5メートルの羅老号より16.5メートルが長くなっている。

地球の重力を振り切って大気圏を突破するためには、エンジンの推進力が重要だ。その中でも発射機体を宇宙へ送り出す最大の力を発揮するのは1段目のエンジンだ。KSLV−IIは、1段目に75トン級の液体エンジン4基を並列に取り付け、総推進力300トンを出せるように設計された。

チョ本部長は、「75トン級の液体エンジンの試作品を製作して燃焼テストを行っている」とし、「回数では計200回あまり、時間では2万秒以上の燃焼テストを行うつもりだ」と語った。2段目には75トン級が、3段目には5〜10トン級の液体エンジンが1基ずつ取り付けられる。

現行のKSLVは1段目がロシア製ですが、KSLV-IIは全段国産を目指すそうです。

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何と書いてるのか読めませんが、こちらにはイメージ図が載っています。見た目的にはやはり上段がかなり大型化され、1段目はクラスタエンジンを搭載し、低軌道に1.5トンを投入する能力。その意気や良しなんですが、KSLVが未だ成功せずロシアと失敗の責任の押し付け合いを演じてばかりなのはちょっと…。とりあえずそのへんは棚上げして3号機の打ち上げを目指しているそうですが、確執ばかりでなくしっかり技術を煮詰めていって欲しいところです。