次世代GPS「準天頂衛星」 30兆円ビジネス狙い、月内に官民研究会 [産経]

どうやら後継機計画は本決まりの流れのようです

 経済産業省が月内に立ち上げる研究会には、ホンダ、三菱電機のほか、JR北海道三菱重工業、NEC、コマツなど計10社が参加し、国内でのサービス開発に加え、アジア向けのシステム輸出を検討する。

 政府は7月にも、実験機の準天頂衛星1号機に続く2号機以降の打ち上げを決定、平成24年度の概算要求に整備費の一部を盛り込む方針。政府は日本で自前の衛星システム整備ができれば鉄道や航空、資源開発、農業、課金などでの活用が一気に広がり、国内で10兆円規模の新しい産業分野が創出できると試算する。

 一方、政府は準天頂衛星2号機からは携帯電話の中継器を搭載し、地上の基地局が被害を受けても、災害用伝言サービスなどを衛星が直接受信し、安否確認ができるようにする。こうした情報を行政の災害対策拠点などにも送り、リアルタイムの被害把握や救助活動につなげる。

 計測システムのMMSは地殻が変動しても元の位置をすぐに特定でき、復興支援に有効なほか、複数の衛星打ち上げによる信頼性の高い測位で、有視界飛行が義務付けられているヘリコプターの夜間運航も可能になるという。

あ、2号機からは衛星携帯電話の機能を搭載するんですか。となると、やはり4機は固そうです。アンテナはどうなるんでしょうね。「きく8号」系? 簡易な通信なら大型アンテナは不要でしょうか。まあいずれにしろ予算をどこから確保するかですけど。