日本電気硝子、JAXAにSSPS向け超薄型ミラー納入 [日刊工業新聞]

 【大津】日本電気硝子宇宙航空研究開発機構JAXA)が研究を進める「宇宙太陽光利用システム(SSPS)」向けに鏡「超薄型軽量ミラー」を納入した。宇宙空間で太陽光を集光するミラーユニットの試作に用いる。超薄板ガラス製造技術と薄膜技術を用い超軽薄・軽量化を実現した。今回は数十枚を納入し、金額は約1000万円。
 納入した同軽量ミラーは大きさが500ミリメートル角と100ミリメートル角、厚さは100マイクロメートルと200マイクロメートルの計4種。表面には全波長反射膜(マイクロ波タイプ用)と波長選択反射膜(レーザー光タイプ用)2種の反射膜をスパッタリング形成した。重さは厚さ100マイクロメートルの500ミリメートル角で約60グラム。
 SSPSは宇宙空間の静止軌道上で数キロ平方メートル規模のミラーを使って太陽光を集光。

これはマイクロ波タイプとレーザータイプの両方に対応するということでしょうか?