火星の生命、探査を検討…微生物存在の可能性 [読売]

 宇宙航空研究開発機構や東京薬科大などの研究者らが、火星で生物を探す日本初の宇宙生命探査プロジェクトの検討を始めた。


 微生物の研究が進み、火星での生命の存在の期待が高まっているためで、2020年代前半の打ち上げを目指す火星探査計画の一部に組み込み、宇宙での生命発見「一番乗り」を狙う。この生命探査構想「JAMP(ジャンプ)」には、国内の大学や研究機関から約20人以上が参加。宇宙機構の火星探査計画の探査機を利用し、火星の赤道付近のメタンが豊富な土を採取。顕微鏡で生物の有無を確かめる。

 火星での生命探査は、米国中心に行われてきた。メタンを生成する菌が地下深くにいる可能性が指摘されたが、火星を地下深く掘ることは技術的に難しく、日本では生命探査計画が持ち上がることはなかった。

これはMELOS計画の着陸探査プランB(生命探査)みたいですね。MELOSは現在大きく分けてMELOS-1で周回観測メイン、MELOS-2で着陸メインというSELENEっぽい感じのプランを考えているようで、MELOS-1ではMELOS-2の着陸ミッションに向けた要素試験を兼ねて着陸機もしくは無着陸(大気ダスト)サンプルリターンが挙がっていて、そのうちの1案。
今年1月の宇宙科学シンポの資料を見てみると、生命探査の手法は蛍光色素でDNAっぽいのや触媒反応を検出、アミノ酸分析という流れらしい。これは面白そうです。